ウリセンて

若さを第一の売り物にしてるから、男娼とは別物だと感じてしまう。
今のホストクラブが、一昔前のボーイズ・バーみたいなよう*1に、ウリセン
男娼の概念を変えてしまうんだろうか、と思いながら読む。
ウリ専!♂が♂にカラダを売る仕事

ウリ専!♂が♂にカラダを売る仕事 松倉すみ歩 ISBN:4754220587 英知出版 2006/02/10

ノンケが何でウリ専を調査してるの?と言われたらしい。
まず、

Yes・Yes・Yes 比留間久夫 1989 河出書房新社

みたいな感じ*2になってなくて良かった、とホッとした。
あれが出た当時、高校生だったけど、そこそこ売れているような
のを感じて、これが売れるなんて・・ジャン・ジュネじゃアカンのか?と
思ったのを思い出した。
表紙よりも中のイラストの方が、より可愛い。
新宿二丁目だけでなく、九州の住吉のこともチラっと
出てきたので、お!と思ったが、チラっと止まり。
新宿二丁目ウリセン・ボーイズ

新宿二丁目ウリセン・ボーイズ 飛川直也 ISBN:4309017509 河出書房新社 2006/02/16

著者とボーイとの、インタビュー形式。
26歳で面接に受かった男性が
「25過ぎているから、もう賞味期限切れかと思った」と
話している様などから、本全体から
永沢光雄氏の本と通じるものを感じた。
永沢氏の著書に、そんな描写はなかったとは思うけど。
妻子がいるウリセンの話が一番興味深い。
ボーイの話が事実か?が、さほど気にならないのは
前作同様、ボーイの話は「どこまで本当なのかは解らない」という姿勢が
ありながら、それを検証するのではなく
ほどよい距離を保っているようだから、だろうか。

*1:どれも行ったことがないので、憶測で書いてます

*2:視点などが