引き続き「盗まれたリアル」より

平田オリザ氏の発言で、気になった部分。

それまでの日本の実験演劇は
「自分たちのヤっていることは素晴らしくて新しいから、
解らない奴は馬鹿」と言って排除してきました。
私たちが考えたのは
「私たちがヤっている方法論は、素晴らしくて新しいから
みんなに開示して共有して一般化しよう」って
いうことです。
年に一回か二回ぐらい「なぜ私たちが助成金を得ていいか」とか、
今の日本の社会状況や文化政策の事などを
劇団員に話すことがあります。
ディズニーランドに行く子ども達は
「いつか自分たちも、あのディズニーランドのキャストになりたい」
と思って行くわけです。そこに楽しみを見つけるのです。
僕は演劇にも、そういうところがあると思っているんです。

氏の、ワークショップに行ってみたい。
新聞やTVなどで見た、ときおり学校へ招かれている講義は、
演劇の技法は演劇だけにしか使えないわけではない、ことを
示されていて、まさに
開示して共有して一般化しよう、を具現化されていた。
一度、相手に触れてから*1演技をした方が
ずっと演技が自然になる、などを子ども達が学んでいた。

*1:馬跳びのシーンが映っていたような?