夫としての中原

夫中原淳一 (平凡社ライブラリー)

夫中原淳一 (平凡社ライブラリー)

中原の靴を、"言われなくても
"葦原邦子が磨かなかったから、
中原が不愉快に…て、葦原も
スターなんですけど…美意識
高いなら、自分で磨けよ!と
思いながら読み進めていくと、
モラハラ&女性蔑視な発言が
ちょくちょく出てくる。
別に、この本の中で
葦原邦子が愚痴りまくってる
訳ではなく、あまりにも
悲しかった出来事だけ紹介している
ようでいて、それでも
これだけの事があったんか!という
印象。嫁相手だから(それもそれで
どうか、だが)?と勘ぐっていると、
「そんな仕事は男と肩を並べる
場合、女のほうが優秀である
わけはまずない」と娘に言う場面が。
作品と人間性は別物、と解って
いても、どうにも遣るせない。