女と金が敵になってるのも見た

江戸狂歌125選
江戸狂歌125選:
古今東西奇人変人軽妙洒脱
時空を超えて小粋な
ISBN:9784750003085
長生馬齢/編
エスピーエススタジオ
愛育社 2007.5

世の中は色と酒とが敵なり
どふぞ敵に めぐりあいたい
蜀山人(四方赤良)よものあから

この狂歌の作者を探していた。
真剣に探していなかったから、とは
言え、探しだして辿り着く迄に
十年もかかるとは、さすがに
思わなかった。
後で後で*1が凄い量だ。
他、気になった狂歌

今までは他人が死ぬとは思ひしが
俺が死ぬとは こいつぁたまらん
蜀山人(四方赤良)

此の世をば どりやお暇と
線香の煙と共に灰さやうなら
十返舎一九

織田がつき羽柴がこねし天下餅
座りしままに食うが徳川(落首)

太平の眠りを覚ます じょうきせん
たった四はいで夜もねられず(落首)

春もたち また夏も立ち秋も立ち
冬も立つ間に なえるむだまら
(風来山人→平賀源内)

肝心の知恵の内子は御留守にて
亭坊馬鹿に成給ふ哉
木網*2の妻*知恵内子

*1:2016年の分を弄るのに、5→6→9月となっているのは、9を入れる予定なかったのに、6月に入れる映画を9月と思いこみ、先に9月をあげてしまったため、こうなった

*2:元木網は座仲間