本のカバー上部が

プリンセス 栗山千明×蜷川実花

プリンセス 栗山千明×蜷川実花(ISBN:4063527255) 講談社 2004/10

波型にカットされていたり、今週の「関西一週間」の表紙写真
みたいに、色が目に訴えてくるような
色の口紅をつけていて、新鮮だと思いながらページをめくると
御伽噺の登場人物に扮した栗山千明が、色彩溢れる世界で表現されていた。
茶髪のショート・ウィッグ姿(竹取物語にて。かぐや姫になる前の段階で。筍姿?)
なんて、初めて見た。しかし、色使いは面白いけど、セットが少し
安っぽい......。あれだけの色を使っているのだから、キッチュな感じを出そうと
して、あんな風にしているんだろうか。それにしても、人魚姫(裸ではないよ)での、
まるで学芸会で作られそうな尻尾は、どうかと思う。
白雪姫では、姫と魔女な母親の二役。
かぐや姫では、いつもより更にボリュームを感じさせる黒髪のカツラを着けているのは
素敵だが、元々の眉を中途半端につぶして、麻呂眉は...しかも、唇の中央にだけ
塗っている紅が、ハート型なので、少しギャグっぽく見えてしまう。
「いかにもかぐや姫!」で、格好イイ写真もあり、それは色っぽかった。
赤ずきんちゃんでだったか、髪を上げている姿(表紙の写真より、もっと上げている)に、
少しがっかり。あの生え際なら、別に表紙写真程度の髪アップで良かったのに...。
全体的には、キャラによって化粧が違うのは勿論、雰囲気が違ってて、可愛くて、
買いたくなってしまうんだけどな。