RAFTMUSIC Presents Calling DEGUSTATION JAZZ

まずトウヤマタケオ楽団が演奏をし、その後、楽器の入れ替えで、舞台上に
スタッフが大勢登ってきたのを見て
「横の控え室(?)経由で楽器運んでるみたいだけど、通路狭そうだな」と
思っていたら、椅子などは客席側から下ろす程、大混雑。
楽器をなおす&運び込む行為が、ほぼ同時で、坪口さんがチューニング(?)を
する為に、色々いじっていた。クラブ内の雰囲気を変えないよう、照明は暗いまま、
ペンライトで手元を見て確認するから、遣りにくくないんだろうか?
控え室(?)の方で、菊地さんらしき影が見える。
出演者の中で、あの髪型で、(実際に舞台上で物を動かさない立場で)マイク位置を
指示するかのように手を動かしている...んだから、菊地さんだろう。
煙草を浅く(私は喫煙者でないので、「吸って吐く」間隔は、知人の喫煙者との比。でも
肺活量が平均以上あるだろうから、浅くないか)吸っている...髪を掻き揚げて
中に空気を送ってる...眼鏡を外してサングラスに変えた...と
影を見て(一人勝手に)盛り上がる。
舞台上には、結構早目にボーカル用の水と共に、ビニール製(使い捨て)コップに
飲料が入った状態で置かれてた。誰も、いたずらしないけど、ペットボトルじゃないんだから、
もう少し後にしないと、埃入るよ...と心配していたら、UA登場。
指に怪我をしているようだ。ただのテーピングかもしれないが。
UA以外、皆スーツ(タキシード?)。菊地さんのジャケットの下のブラウスは、
襟元がスカーフのように結ばれている(ボリュームから、襟がスカーフ状だと思ったけど、
本当にスカーフかも)。あの結び方は、何結びなんだろう。
BASSが、ガムテープらしき物で修復されている事に驚く。
NOONは、高架下にある為、何度か電車待ち(ガタゴトと響く)。
演奏し出して間も無く、菊地さんが「このマイク駄目」と手でスタッフ(?)に指示を送り
もう一つ用意されていたマイク前で演奏。その後、このマイクでも、何度か
「このマイク駄目」と伝えようとしてる風に見えたが、そのマイクスタンドを
ずっと使っていた。キリがイイところで、交換するんだと思ってたけど、原因は
マイクではなかったのか?何度も、そんな事態になるからか、次第に苦笑して
サックスを吹いていた。苦笑にしては、笑顔寄り(?)の表情にも見えた。
坪口さんのスピーカー(一番、色々配線されている場所に居てはったんで、どれを指したのか
不明)も調子が悪くなった時があったらしく、仕草だけで指示をし、坪口さんも苦笑していた。
菊地さんが「香水を自分自身にかけ、香りを嗅ぐ仕草」を見られて嬉しかった。
嗅覚は、触覚に似ている(匂いの粒子が、香りを感知する器官に触れる事によって、匂いを
認識するから、か)と私は思っているので、なおざりでなく、香りを纏う仕草は、
まるで、ダンサーが自分自身に手を這わせながら踊るように、悩ましい。
いつの間にかサングラスは外され、汗がライトで光っていた。
菊地さんが演奏中、各パートに合図を送る動きは、何故あんなに格好良く見えるんだろう。
タワレコ難波店にて初めて目にした時、あの動きに惹かれ、今回のライブ・チケットを買った。
優れた物語*1は、身体に効く(by内田樹)という言葉を
思い出させられた。

*1:文字で構成されたモノ以外も指す