1930〜60年代

基礎研究によりアルマジロ
低体温であるが発覚
1970年代、低体温の人は
ハンセン病が悪化しやすい
ことから、「平熱が低い
動物はハンセン病になるん
じゃ?」と着想し、
アルマジロハンセン病
かかる数少ない動物だと
判明 →人工培養が困難だった
ハンセン病原因菌の
大量培養に成功
https://mobile.twitter.com/AnatomyGiraffe/status/1293153207451938818

それまではマウスの掌で
培養していたので、一気に
大量のらい菌を培養する
ことが可能になったそうです。
なお、ハンセン病研究に
利用されたココノオビ
アルマジロは、必ず一卵性の
4つ子を産むことでも知られ、
実験動物でもないのに
「クローン」を扱えるという
点も研究上の大きな
利点だったようです
https://mobile.twitter.com/AnatomyGiraffe/status/1293153209389735936

こういうの見ると、役に立つ
とか立たないとか
そんな議論意味ないと思って
しまうのです。あらゆる知識を
積み重ねていくことの先に、
想像もしないような成果が
訪れるんだろうと思います。
上の画像はこちらより→
https://www.jstor.org/stable/30152689?seq=1
https://mobile.twitter.com/AnatomyGiraffe/status/1293153210606080000

たとえハンセン病の研究に
繋がらなかったとしても、
低体温保持や代謝のメカニズム
も、必ず一卵性四つ子が
産まれるメカニズムも、
それ自体がとても面白い
現象だなー!と思います。
https://mobile.twitter.com/AnatomyGiraffe/status/1293156186397618178

なお、その後の研究で、
アルマジロは野生下で自然に
ハンセン病にかかることも
明らかになっています。
海外でアルマジロを食べて
ハンセン病にかかる…という
こともありえます。旅行先で
特殊な生物を口にする時は
下調べをしっかりする
ことをお勧めします。
https://mobile.twitter.com/AnatomyGiraffe/status/1293159894112067584

ハンセン病の利用に関する
研究はこちら→https://t.co/FaXqX1W3hA
一卵性4つ子に関する研究は
こちら(他にもいくつか
研究があります)→https://t.co/IkHByJDaKX
https://mobile.twitter.com/AnatomyGiraffe/status/1293171146838310913