半年に1度公表される

SNS・コミュニケーション
アプリ経由の被害児童統計。
警察庁サイバー課・少年課が
最も重視する統計で、歴史的にも
規制に直結してきた統計。/
Reading:SNSなど利用で
犯罪被害の子ども 最多に
nhk.jp/N4In4DRx
https://twitter.com/yoshikawanori/status/589618795557232640

この統計は公表資料
(npa.go.jp/cyber/statics/…)の
数字も重要ながら、警察の
問題意識がどこにあるかは、
記者レク資料orレクの説明
内容に表れる。その内容自体は
非公表ながらも記事には
反映される。個社名や個別の
サービスとして
どこが挙げられているか。
https://twitter.com/yoshikawanori/status/589620169292427264

公表資料
(npa.go.jp/cyber/statics/…)の
図1を見れば、この分野の
歴史が良く分かるが、第1幕は、
かつて出会い系サイトによる
児童被害が増加し2008年に
出会い系サイト規制法
改正につながった点(被害
児童数は減少)。第2幕は、
国内SNS大手3社が舞台に。
https://twitter.com/yoshikawanori/status/589623033553231872

第2幕は、H20~H22まで
SNSを中心としたコミュニティ
サイトにおける児童被害が
増え続けたが、これに対して
公的規制は直接入らなかった
ものの、政府内で対策(
kantei.go.jp/jp/singi/hanza…)が
取りまとめられ、警察から
各社に再三
「要請」が繰り返された。
https://twitter.com/yoshikawanori/status/589623978018213888

結局、効いたのは
SNS各社におけるメッセージ
監視。この監視業務と
通信の秘密との関係を
総務省が整理するなど
政府側の整理も経て(業界内の
足並みの乱れもあったが)
現在では各社で導入が
進んだことと国内SNS自体の
低迷に伴い、被害児童数が
減少。ここまでが第2幕。
https://twitter.com/yoshikawanori/status/589624694640246784

そして、第3幕の舞台は
メッセージアプリ。これが
現在進行中。SNSのように
メッセージ監視ができない
中で、どうやって被害
児童数を減らすかは難しい。
統計上、H25から登場した
「ID交換掲示板」が
今の問題の根っことされ、
だからこそフィルタリングの
導入が推奨されてきたが、
https://twitter.com/yoshikawanori/status/589625756247937024

警察庁と意見交換
している限りでは、H26
下期から問題はさらに
次のステージへ移っている
ようで、一般的な
メッセージアプリではなく、
出会い目的を標榜している
アプリに被害の舞台が
移ってきている模様。
第4幕はまた第1幕に
戻ってきたような感覚。
いずれにせよ、永遠の
いたちごっこが続く。
https://twitter.com/yoshikawanori/status/589627080280711168