5時夢での志麻子先生

小学校3年の時にね、
昭和40年代の岡山県のド田舎の
小学校ですわ。校庭で野良犬が
死んでて。先生がなんと
汲み取り式便所に捨てちゃったの、
その犬を。でね、みんな怖がる
んだけど、あたし毎日毎日その
お便所入って、下で腐っていく
野良犬じーっと見てたんですよ
https://twitter.com/gojimugoroku/status/426315593755541504

なんで自分はこれ見てんだろう?と。
怖いから?気持ち悪いから?興味
引かれるから?なんか違う違う違う、
なんだろうこの気持ちは。でも絶対
見たい。で、ずーっと見ていて、
生きることの惨めさとか、死ぬことの
無残さとか。で、この犬なんで
生まれてきたんだろうって毎日考えてて
https://twitter.com/gojimugoroku/status/426315664366632960

後になってあたし気づくんですよ。
あの時の気持ちっていうのが
「書きたい」っていう気持ち
だったんだと
https://twitter.com/gojimugoroku/status/426315731886546944

あたしは何かものを書きたい、
残したい、生きてきたこと、
生まれてきたこと、死ぬことに
何か意味があるんだろうか?
それを私の言葉で書きたいっていう
のを、あたし小学校3年の時の
腐った犬から学んだんですよ
https://twitter.com/gojimugoroku/status/426315896819163136

あたしの中に今もあの犬がいて、
あの犬は、死んだ後に
あたし出会ってる。抱いたことも
ない、散歩したこともない。だけど
間違いなくあの犬は私の犬で、
そうして、あの犬が
私を小説家にしたと思ってます
https://twitter.com/gojimugoroku/status/426315955052875776