オバサンだってセックスしたい (ベスト新書)
オバサンだってセックスしたい
岩井志麻子
ベストセラーズ(ベスト新書) 2010.5.8
ISBN:4584122822
「トンデモ体験談には、ブスかデブか頭がアレか、そして
ずばりオバサン(もしくはバアサン)が登場してきます。<略>オバサンというだけでネタになる
なんて、オチになるなんて、オバサンとは
何と輝ける素材なのでしょう。負け惜しみなんかであるもんですか。
若い美人とだって、いくらでも いい物語が作れるといった意見も、ちゃんと受け付けております。<略>
ただ単に、
『オバサンに当たってがっかり。ヌケなかった』
だけで終えてしまう男のところには、オバサンの女神は行きません」
さすがのシマコ節で、いきなり掴まれた。
「やっぱり、きちんとした生活を送ってこられただけあって、とても常識的な人だ」「あなたみたいな人ばかりなら、楽なんだけどね」「オバサンて図々しくて嫌いなんだけど、あなたは奥床しい」
…属する場所と背景をコミで誉める、の項は、ホスト心得みたいだな。
もっとダサいオバサンが好きと、相手を持ち上げ…って
男性へのアドバイス(?)は、
「いい大人にお世辞は通用しないから、もっともらしいトコつけ」
ていう、ミも蓋も無さを感じてしまった。
個人的には、「気ままに暮らしていたら、なかなか自分がいつオバサンになるか、踏ん切りがつきません。
子どもにオバサンと呼びかけられ、ショックを受けるようでは、この先どうやって長いオバサンライフを乗り切るのですか」を日々
自分なりの消化を、考えてはみてる。