オオカミ少女はいなかった 心理学の神話をめぐる冒険

オオカミ少女はいなかった:心理学の神話をめぐる冒険 鈴木光太郎 2008.9 新曜社 ISBN:9784788511248

オオカミに育てられた少女の話は、世界に伝わっているが
それは、どのように広がっていったか、その背景と考察、な本。
題名で、「いない」って結論を言ってる=終了
な本ではない。
アメリカで出ている、オオカミ少女についての絵本では、
最後のページで
「この話は『真実』『真っ赤な嘘』
『少女たちは遺棄されたか、迷子になったかした子たち』
『障害や自閉症など、何らかのハンディを負った子たち』という
提示があり、
「この話を読んだ君なら、どれを選ぶ?」という設問がある
・・っていうのは、とても良い書き方だな。