なんにもせんにん 舟崎克彦/作 古川タク/絵  佼成出版社 1986.1 どうわランドシリーズ ISBN:4333012066

学校をズル休みの主人公、学校に行きたくないと思っていたら、
本当に具合が悪くなる。
親が仕事に行ったのを見計らって、風呂で
おもちゃで遊ぼうとしたら仙人に出会う。
主人公が仙術見せて、と言うも、
ソレより飲み物持ってこい、と命令され、
コンロで火を沸かし、電話で会話、テレビ、を観てたら
「あなたのような大仙人が、人間の世界にいて下されば
もはや私のようなものは要もありますまい。
かくなるうえは、人間どもの過ちを正してやって下さい」と
恐縮されてしまう。
何とかしてみるよ、と応えたら、仙人は消えてしまった。
帰ってきた母さんに、勉強したくなってきたよ、と
主人公が心を入れ替えた様子を見せるのは
文明の利器→勉強してきた人のおかげ を
意識するから、ってことか。