おカマ白書1 小学館文庫 やC 17 山本英夫 2009/5/15 ISBN:4091937373 2009/5/15
ホムンクルスのイメージを頭におきながら、
「昔は、どんなの描いてたのかな〜」と見ると、かなりガッカリする。
散りばめられたギャグ(というか、登場人物のテンション?)に、笑いよりも
「昔の漫画って、こんな感じだったかな・・」とか
「昔を知らない、今の10代には、この表現はどう見えるんだろう」
という思いが、先立ってしまう。
巻末にある、アカーからの意見〜
編集部から、タイトルについて意見を求められ、
「おカマという言葉よりも、漫画全体の中で同性愛者がどう描かれているかの方が重要」。
↓
編集部から、作品を送ってもらう
↓
問題であるという箇所を指摘のままに手を入れたり、絶版にしても意味がないと伝える
↓
読者がどのように考えるか問題提起をしたい、と
アカーの文章が載る事になった、経緯と問題提起、の頁の方が
本編よりも意味のあるものに感じた。
この文章は、2・3巻にも掲載されているんだろうか?
同じく巻末に収められている、
KABA.ちゃんのトークエッセイ*1は、ラフなもの。
*1:帯は、エッセイからの抜粋