semi2006-11-29

おじいちゃんはとんちんかん 飯田栄彦/作 宮本忠夫/絵 1979.6 講談社の幼年創作童話シリーズ  34

おじいさんって、そういうもんじゃないの?な、老人の言動に
苛々した主人公の小学生が
「おじいちゃん嫌い的な事を僕が言ったから、御祖父ちゃん
いなくなっちゃった?!」と、祖父が何所かに行ってしまってから、
初めて反省していたら、熊をしとめるお祖父さんを目にして見直す
・・というのは、無理があると思った。
北海道が舞台にしても、そこにいたる経緯とか説明が無いに等しいし、お爺さんについて
主人公が父親(つまり、おじいさんにとっての息子)と話していたら
「俺もじいちゃんは好きじゃない」とか言うてるわ、主人公の母親も
旦那は仕事だし、息子も学校だから、一番おじいさんに接しているのは
私で、おじいさんと接するのは大変なんだけど・・まぁどうにかなるわ、と
1人で抱え込んでいたから。