ソトコト

山口小夜子がインタビュアーされる側ではなく、する側に回っている
FINAL HOMEの津村耕祐が気になったので、サイトを見てみた。雑誌では、
まるで家みたいな服ーー『FINAL HOME』について対談。
彼の作品を、以前2人体制だった時の明和電機が着ている姿を目にし、
ソレが載っている雑誌を買わなかったことを、今少し後悔している。

山口 「家を着る」という感覚ですよね。
津村 今、引き籠もりが問題になっているじゃないですか。
  でもこの服を着れば、引き籠もりながら外を歩ける(笑)。
  実際、引き籠もりに近いことってみんなやっていると思うんですよ。
  たとえば電車の中で人と目を合わさずに、本を読んだり携帯を
  いじったりするというのは、ある種自分に引き籠もっているとも言える。
  それがこの服を着て、フードでもかぶって、さらに前を閉じてしまえば、
  引き籠もる感覚にかなり近いと思うんですよ。
  引き籠もっていれば、外に出て歩いたりできるでしょうって。
  ある種の皮肉も込めているんだけれどもね。でも人間って……たとえば
  強気に見えても、その強気は自分の鈍感さからくる強気かもしれないし、
  あるいは精神的にプロテクトして、強気になっているだけなのかもしれない。

この人以外にも、
candle JUNEや蛍光灯で音を奏でる伊東篤宏が気になった。