ホラーM

ぶんか社の「刊行物のご案内」頁を見たら、今月号の表紙ではなかった。
今回は「いじめ」特集で、
「昔いじめられっ子だった主人公が、新境地で暮らしてたら、かつての
いじめっ子に再会」「反りの合わなさ過ぎる相手に、殺意を抱いてしまった」
「実の子を捨てようと思った、そんな境地に至ってしまった理由は...」などなど、
現実的に嫌〜な話と、オカルトが組み合わされた、漫画集だった。
悪魔(や呪いなど、悪意を連想させるモノ)が出てきて
「始末するか?」と囁く流れだが、その悪魔が怖いんじゃなく、他の誰でもなく、
「この自分が、こうもヒトに対して憎しみという感情を持ってしまうんだ」と
自覚する行為は恐ろしい、という観点を、工夫して描写しているように見えた。
...明らかに、絵が下手な漫画もあるのは辛かった。