四方田犬彦の

百人力新発売―新しい「知」を担う百人一論 ネオ・インテリジェンス宣言 ISBN:4890367527 作者: Feel and Bank of Intelligence 出版社:ネスコ 1988/11

「国に国花や国旗があるように国罵というものが存在してもイイ筈だ。
罵倒とは文化の象徴だ」に頷く。
ナンシー関
ヒトラーを尊敬するしかない君」の漫画が面白い。
あまりの老成ぶりに凄いと思っても、カッコいいとは一度も思わなかったと。
高木完
ラップの持つリアリティについて、が簡潔で良い。
彼が「イギリスじゃパブリック・エネミーの人気は、一般的にも凄くて
ナショナル・チャートの上位にいるけど、アメリカじゃブラック・チャート
だけだね」と元ワイルド・バンチのミロに言うと、
「危険な情事って見たか?」
「ああゆう現実的なホラーは、わざわざ金払って見るのは辛いよ」
「完、ほとんどのアメリカ人がソレと同じ理由で、エネミーを聞かないんだよ」