漫才師、無尽蔵のダヴィンチでのコラム

連載「尽き無い思考」/第11回(野尻)

芸人のツッコミは状況から降りません。

「腹減ったー、おひたし食いてー」という

ボケの熱量に合わせて「いや

もっとガッツリ食えよ!」と心中しようと

します。それがボケた人への敬意であり、

単純に役割分担です。

さしたるリスクもとらずツッコミ目線で

ウケようとする一般人は

「どうした急に(笑)」

「それ用意してきたの?(笑)」

「ごめん何て言うのが正解?(笑)」と言い

そうなものですが、それってお笑いを薄めた

バラエティの猿真似ですよ。

https://ddnavi.com/article/1278617/a/

第17回(野尻)

https://ddnavi.com/article/1289161/a/

ピン芸はある程度こちらから楽しみにいく

必要があるお笑いのジャンルであり、やって

いることの新しさゆえにプロが解説する

余地に溢れているからです。

ピン芸への理解が乏しいと、

「うわ、知らんやつが一人でなんか

やり出したわ(笑)」みたいなリスペクトを

欠いた鑑賞態度につながる危険性がある

ため、ピン芸人こそ考察や評論で

権威付けしてあげた方がいいのです。

もういいよ漫才は、散々尊敬されたでしょ