一部の仏教宗派において

尼僧さんを「アンジュさん」と
呼ぶ風習がある。これは「庵主さん」
で、要するに過去、尼僧さんとは
せいぜいが庵の主を勤めるのが
精一杯で、まともな寺の住職に
なれる機会は非常に限られて
追ったのである。今日でもいわゆる
「尼寺」は経済的基盤の
弱いところが多い。
https://twitter.com/grossherzigkeit/status/523755967901491200

日本仏教にて尼僧さんの地位が
目に見えて向上した契機は、
戦争であった。多くの日本仏教は
明治維新期から「国家への協力」を
惜しまなかったので、日本軍には
従軍僧がいたし、かつての欧州
各国の侵略の先棒を担いだ
キリスト教宣教師よろしく、
多くの坊さんが大陸に渡り、頭数が
足りなくなったのである。
https://twitter.com/grossherzigkeit/status/523756671550500864

ただ、なかなか仏教界において、
尼僧さんが男僧なみの地位を
手に入れることは今でも難しく、
戦争がなければ今の「女性住職」の
肩書もなかったろう、とされる
教団もある。実際、尼僧さんが
宗議会議員やってる教団なんて、
まあ「探せばある」レベルの話で、
多くの教団にはいないのである。
https://twitter.com/grossherzigkeit/status/523757583396392960

そして今でも尼僧さんは
多くの場合、貧乏寺にしか入れず、
ましてや宗議会や宗務所の仕事を
バリバリやるなんてのは想像も
できない。いまどき日本の男性
仏教僧が結婚するなんてのは
何も珍しくないが、尼僧さんが
寺を持ちながら在家の男と結婚
するのにはすごい「空気の障壁」
があるのである。
https://twitter.com/grossherzigkeit/status/523759249587830784