怒羅権の取材をしている。
これまでマスコミに出た話と
は別の場所からアプローチし、
本丸に斬り込んだ実感がある。
彼らは中国残留孤児二世たち
が、日本で直面した差別と
立ち向かうために誕生させた
群れだった。のち暴走族と
いう形で先鋭化し、暴力社会で
既存の暴力団組織と対立、
連携しながら成長した。
https://mobile.twitter.com/yonakiishi/status/1242403796287799296

残留孤児たちは日本各地に
分散して居住した。たとえば
『団地と移民』(安田浩一著)
でも取り上げられた広島市
基町高層アパート、かつて
原爆スラムがあった場所も
そうである。言葉が喋れず
差別を受けた二世たちが
不良化する事態は各地で起きた。これはなにも珍しいことでは
なく、多くの類型があった。
https://mobile.twitter.com/yonakiishi/status/1242403982804312064

だが怒羅権のような組織を
構築し、かつ関東全域を網羅
するほどの規模で巨大化した
のは東京だけなのだ。なぜ
東京の残留孤児二世だけが
裏社会の鬼っ子を生み落とし
たのか。その理由はどこに
あるのか。当時、残留孤児
二世の受け皿になったのが
葛西小学校・葛西中学校に
新設された日本語学級だった。
https://mobile.twitter.com/yonakiishi/status/1242404677464940545

葛西小学校では、日本語学級
2クラスに3人の担任がいた。
今日はそのうちの1人に話を
聞いた。 「日本人の子供たち
から『臭い』『汚い』
『中国に帰れ』と虐められた
時にどうやって対処するか。
自分のアイデンティティ
構築するか。とどのつまり、
それを一緒に考え、実践する
のが我々の教育だった」
https://mobile.twitter.com/yonakiishi/status/1242404926417862656

先生はこうも言った。
「戦後の教育史で唯一の暗黒
時代がこの80年代だったん
です。金八先生はすでに
おとぎ話で、当方に暮れる
ような事態が頻繁に起きた。
だがそこに人権という筋が
一本通ってさえいれば、
大きく間違うことはなかった。
鈴木さん、彼らを取り上げる
なら、どうか希望を
描いて欲しい」
https://mobile.twitter.com/yonakiishi/status/1242405281566306305

期待に応えられるか分からない。が、書き下ろしはきっと面白い。理由は簡単、取材がべらぼうに
面白いからだ。孤児や二世たち
の怒りに憑依され、血が沸き
立つような感覚に襲われたのは
1度や2度ではない。これほど
強烈に“伝えたい”と思った
こともない。俺はようやく
差別という問題に
正面からぶち当たる。
https://mobile.twitter.com/yonakiishi/status/1242405551222321152

怒羅権の暴力性を知らしめた
のが、浦安の乱闘刺殺事件だ。
残留孤児二世が起こした
この事件を知ったミュージシャンの小山卓治は『YELLOW WASP』を作ったが、歌詞が過激で
レコードへの収録が出来ず、
ライブでゲリラ演奏し、
カセットテープを手売りした。
小山卓治/YELLOW WASP
https://mobile.twitter.com/yonakiishi/status/1242406033881853952

怒羅権はマスコミ嫌いで有名だ。要注意案件でもある。ではなぜ
マスコミにコンタクトしたのか。浦安事件の実行犯はこう話した。 「俺は人を殺した。負い目は
今も胸にこびり付いて消えない。だが、最近、これを武勇伝の
ように騙るヤツが出てきた。
だから俺はアンタに本当の
ことを伝えようと思った」
https://mobile.twitter.com/yonakiishi/status/1242406391299497986