ロンドンで

大評判をとっている、
マギー・スミスの1人芝居
「A German Life」は、「私は
まったく政治的なことに関心が
なくて」と言いながら、
ナチス・ドイツゲッベルス
宣伝相の秘書だった女性を
淡々と描く。「自分だったら
どうしたか」という質問を、
言外に突きつけてくる。
https://mobile.twitter.com/yukokato1701/status/1117369017793167360

イギリス人の観客にすれば、
語られているのはドイツの話
だけれども、マギー様はドイツ
なまりを使わずご本人の
イギリス英語で話し、勤めた
帝国放送局のことをBroadcasting
Companyと呼ぶので、BBC
ことのようにも聞こえ、うそを
つく権力者とだまされる
国民の話がぐさぐさくると。
https://mobile.twitter.com/yukokato1701/status/1117371245861974016

イギリスに限らず、日本にも
どの国にも置換できるし、
「でも本当に知らなかったの」
と繰り返しながら、世界に悪は
あると断罪する
彼女を包む闇があまりに深い。
https://mobile.twitter.com/yukokato1701/status/1117372202729472000

そんな凄まじい傑作舞台を観たか
と思ったら、ゆうべは近くBBC
放送のRussell T Daviesドラマ
「Years and Years」のプレビュー
を見る機会を得て、デマゴーグ
支配する近未来世界の描写に、
震え上がった。ロンドンはいま、
見事な快晴なのだけれども
https://mobile.twitter.com/yukokato1701/status/1117372807615328261

二つの作品を続けて観たので、
まるで一つつながりの物語の
ようで、恐ろしかった。私たちが
生きる世界の過去と現在と近未来。 https://mobile.twitter.com/yukokato1701/status/1117441987127300096