ナンニ・モレッティ監督

ローマ法王の休日
http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B009VCJRBG/
劇場で鑑賞。
コンクラーベなど、当時のニュース映像も
挟みつつ話が進んでいくのを観てると、ふと
「同じテーマで、『NHK歴史ヒストリア』みたいな、
TV番組ぽい構成で作ってみるのはどうか」
などと、映画というスタイルをとらなくても
いいんじゃないか?
と思っていると、新法王になるのは荷が重い、と
グッタリしてる法王を精神科医がカウンセリングする件
から、映画として楽しめた。
宗教的側面から撮られた作品というよりも、
(勿論、そういう面も描かれてる)
法王が象徴するような立場だとかを、
"法王でなければ"
描けなかった作品ではないかと感じた。
映画館で観るより、
DVD向きな気が大いにしたものの、パンフレットが良かった
から、行ったのは後悔してない。
キリスト教的知識を持つより、チェーホフ
知っている方が、より深く味わえそうにも感じた。